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しがリーマンの左遷万歳!

しがないサラリーマンのどこにでもある話

花火

梅雨が明け、本格的な夏がやってきた。各地で催される花火大会のニュースを見るたびに思い出す。
ある夏の夜、とある城に行った。花火大会当日だったので人でごった返していたが、天守閣に近付くほど人は少なくなった。私とまーこは天守閣すぐ下の塀を乗り越え、堀の縁に腰を下ろした。足をブラブラさせながらも下を見ると堀しかないので少し怖い。怖さにかこつけてまーこと抱き合った。抱き合って体温を感じると無性にまーこが愛おしくなる。私は尻を後ろにずらし、安全な位置でズボン、そしてパンツをずらした。
天を突き破りそうな肉坊を、まーこはためらうことなく口に含む。私はあまりの快感に天を仰いだ。星空が美しい。さらに花火が目の前で大輪の華を咲かせる。
ドドーン。
花火の爆音がする一方、下を見るとチュパチュパと艶かしい音が聞こえる。後ろの塀の向こうで人が通り過ぎる足音がする。私は後頭部越しに視線を感じた。まーこも気付いているはずだったが、一心不乱にしゃぶる。ひたすらしゃぶる。見られているかも知れないというシチュエーションが私をさらに興奮させ、目の前の花火がさらに快感を増幅させた。
イクつもりはなかったが、まーこが口のピストンを早め、不意にもよおした。
ドドーン。
天に昇った花火玉が弾け、美しい弧を描くと同時に、私の雄汁も天に昇る勢いで弾けた。
まーこは最後の一滴まで残すまいと全てを絞り出し、クルリと背を向けたかと思うと口に含んだ私の分身液を堀に吐き出した。
「まずい!」
いらんことを言わなければ本当にいい女なのだが、いつも一言多い。とはいえ、あんなに印象深い花火はあの日以来見たことがない。