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しがリーマンの左遷万歳!

しがないサラリーマンのどこにでもある話

別れるために…

まーこには長く付き合っている恋人がいた。まーこの部屋には四角い顔をした彼氏とのツーショット写真が飾ってあり、その男も何度も部屋に来ているようだった。私は初めて見た時はジェラシーを感じたが、そのうち何とも思わなくなった。むしろ自分が恋人でさえ知らない秘密の存在だと思うと背徳感でゾクゾクした。
恋人からはプロポーズもされていたようだが、まーこは結婚する気がなかった。かと言って私も妻帯者である以上、結婚する気はない。ただ、まーこは結婚しないのに恋人との交際を続けていることが辛いようだった。自分のプライベートや胸の内は滅多に明かさないまーこも、恋人のことはかなり悩んでいたのか、私に相談を持ち掛けてきた。
事情を聞いた上で、私はまたしてもS心が頭をもたげてきた。別れるために最も効果的な方法は何か。
「俺とのエッチを見せつけたらどう?」
オフィスでの同期社員との情事を思い出し、私はそう提案した。大切な人の、他人との情交を見せつけることで諦めさせるのだ。私のような変態なら逆に興奮するが、ノーマルな男なら見ていられないはず。もしかしたら彼氏に殴られるとか、修羅場になる可能性もあるが、私はそれでも恋人の前でセックスすることで優越感を味わいたかった。
まーこも戸惑っていたが、私の意見に反対することは決してない。問題はどうやってそういう状況に持っていくかだった。