しがリーマンの左遷万歳!

しがないサラリーマンのどこにでもある話

小さな巨人

TBS系でドラマ「小さな巨人」が始まった。「半沢直樹」以降、弱い者が強い者に逆襲する痛快な物語が好評の「日曜劇場」枠で、今回も予想される展開を予想通りに展開して溜飲を下げるという、吉本新喜劇真っ青の予定調和だろう。分かりきったワンパターンのストーリーでも高視聴率を取るのは、視聴者が共感する部分が多いからに他ならない。

かく言う私もその一人。特に今回は組織内で左遷された刑事が主人公のため、本当に身につまされる。第1回を見たが、憎たらしい演技をさせたら抜群の香川照之が「出世の道を外れたら2度と戻れない」という言葉は胸の奥深くをナイフでえぐられたような気分になった。

分かっていてもどこかで期待してしまうのが人間の悲しい性。割り切ろうと思っても簡単に割り切れるものではない。左遷された主人公が昇進試験を受けずに所轄に駆けつけるシーンがあったが、私なら間違いなく昇進試験を受ける。そういう意味では、今回の主人公は割り切るのが早すぎて、あまり感情移入はできない。

ともあれ、現実では不可能な上司への復讐を、どうやってやり遂げるのか興味は沸く。今後の予想通りの展開を、冷めた目で観ていきたい。