しがリーマンの左遷万歳!

しがないサラリーマンのどこにでもある話

マンゴーパフェ

今朝は憂鬱な気分で取引先へ向かいました。昨夜、朝令暮改部長からのメールで、取引先の親会社の上層部が我が社の上層部に謝罪の電話をかけてきたと知らされていたからです。

ちょっとしたボタンの掛け違いからトラブルが大きくなり、社同士のいざこざに発展。発端は私に原因があったのですが、もはや私にどうこうできる範疇を超えていました。

今日向かったのは、その取引先と同系列の取引先。何か言われるかとソワソワしながら伺いましたが、約1時間の商談は穏やかに進みました。

最初は敢えて触れないのかと勘繰りましたが、どうやら本当に何も知らない様子でした。さすがに昨日の今日で、親会社の動向までは把握していなかったようです。

帰り際、たまたま出ようとしたタイミングでさっきまで話していた社長から昼食に誘われました。近くの定食屋で日替わり定食を注文。本日は焼鮭でした。家族の話やスポーツの話など雑談しながらも、私は小骨を箸で取り除きながらトラブルのことを考えていましたが、口には出しませんでした。

社長の穏やかな人柄に救われた思いを抱きながら、頭を下げ、その場を離れました。

歩道を歩いていると汗が垂れてきます。日差しは強くないものの、梅雨らしい蒸し暑さで、ワイシャツは汗まみれ。偶然、果物屋とカフェが合体したような店の前を通りがかったので、吸い寄せられるように入りました。甘~いマンゴーがたっぷり乗ったマンゴーパフェを食べると、ようやく汗がひきました。

日々、憂鬱な気分で働いていますが、こういう束の間の休息があるから、どうにかこうにかやり過ごすことができます。私は今後もこうやって自分をごまかしながら生きていくのでしょうか。最後に喉を通ったアイスクリームの冷たさが、胸の内側を下っていきました。

やっとひと息つけたので、社長から「もう読んだからどうぞ」と手渡された週刊文春をパラパラとめくっていると、宋文洲というどこかの社長さんの「それでも社長になりたいあなたへ」というコラムに目が止まりました。

タイトルは「どんな社員が出世をするのか」。

そこには「植物と同様、人間は適切な環境でしか成長できません」「こんなことに一生を賭ける価値があるとは思いません」「三十代で出世できないなら、さっさと会社を替えたほうがいいし、四十代で出世コースから外れたら仕事以外の幸せを追求したほうがいい。五十代で脱落したなら、上昇志向をもたず、そのポジョションでやりたいことをやり尽くしたほうがいい」と記されてありました。

私は思わず、そのページを破り、鞄にしまい込みました。これから道に迷った時は、この切れ端を何度も読み返したいと思います。